“音”の世界から、建築・暮らしを考える

“音”に関わりながら、騒音問題、ピアノ室・音楽室の設計、自然材料に由来する新しい音の材料を開発、音システムの開発など、気が付いたことを記していきます。
<< May 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
自然・建築・防音
騒音調査・防音対策の お問合せ

低周波騒音と調査
*マンションなどの住宅、工場・ビルなどの騒音対策の基本は、音測定で「問題の音」を特定し、「音源」を特定し、分析をすることから始まります。 その結果に基づいて、防音対策プランを作成し、ご提案します。

お問い合わせは、こちら

神奈川県 川崎市麻生区
下麻生1-6-22-705
株式会社ヴォイス

代表:西村文利(一級建築士)
FAX 044-988-4745
TEL 090-1564-8206

六番町店 ダ・ヴィンチ店
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
マンション騒音…排水音

先月、「マンションのパイプ・シャフトから、異音がして、困っている」というご相談があり、調査におうかがいいたしました。
上階の方にご協力をいただき、
.丱后Ε襦璽爐妊轡礇錙
▲肇ぅ譴杷喊
を流していただき、下階で測定調査いたしました。

先ずシャワーを流していただき、その排水音をバス・ルームの天井点検口から、聴きながら測定してみました。
パイプの中を流れる音が続いていましたが、しばらくしたら突然、「タン」という中音が響きました。
かなりの大きい音で、これはビックリするだろうなぁ、と感じました。
その音が、下記のグラフです。
普段の音、『暗騒音』と比較してみました。
排水80
その「タン」という音は、315Hzという、女性の声くらいの高さの中音を、ピークに持つ音でした。
『暗騒音』と比べて、約30dBも大きい、人の聴感覚では、8倍に聴えるくらいの大きな音でした。
それが深夜にでも聴えれば、ビックリして起きてしまうかも知れません。
それは、大変な問題でした。

その音は、約10秒くらいの間隔で、連続して出ていました。
一方、トイレの排水音では、発生しませんでした。

ボクは、その「タン」という音を聴いて、数年前の都営住宅の騒動を、想い出しました。
その時のご相談者の室は、やはり1階でした。
原因は、雑排水管に溜まった髪の毛・繊維などに水滴ができ、その水滴が、管底に当たり「タン」という音が、発生していました。
上階の雑排水管を、ジェット洗浄したら、その音は止みました。

これは、マンションの1階だから起こり得る、排水管の騒音でした。

雑排水管には、洗面台・洗濯機・バスの排水口などから、髪の毛や繊維が、どうしても流れてしまいます。
それが横引き管の底に、洗剤のカスなどと一緒になって溜まって固まり、パイプシャフトの縦排水管の入口で、垂れて水滴をつくり、その水滴が、1階の床で直角に曲がっている、排水管の管底に当たって、音が発生する、ていう現象でした。

今回の場合は、すぐに管理組合・管理会社が対応して、解決した、ということです。
以前の都営住宅の場合は、かなりもめて、なかなかやってくれず、大変だったようです。
これも、方法を間違えると、大きな問題になることがある、という教訓に、なりました。

(C) 2019 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.