“音”の世界から、建築・暮らしを考える

“音”に関わりながら、騒音問題、ピアノ室・音楽室の設計、自然材料に由来する新しい音の材料を開発、音システムの開発など、気が付いたことを記していきます。
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自然・建築・防音
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低周波騒音と調査
*マンションなどの住宅、工場・ビルなどの騒音対策の基本は、音源の分析と音測定です。その結果を踏まえて、防音対策を検討します。

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低周波騒音…「音が聴える」と「音が気になる」

これまで、たくさんの低周波騒音に悩まれる方から、ご相談を受けてきました。
実際におうかがいして、測定調査をしてみると、そのほとんどの場合は、騒音計に表れる『音』が有ります
がそう、10人に1人くらいの割合で、騒音計に表れる『音』が無い場合もあります

でもそれは、即『幻聴』だとは、決められません。
例えばひょっとすると、騒音計のレンジ以外の『音が聴えている』のかも知れません。
ボクのいつも使っている騒音計は、普通騒音計で、12.5Hzという超低周波音から、16,000Hzという高周波音までの、レンジになっています。
その『音』は、12.5Hz未満の超低周波音かも知れませんし、ひょっとすると16,000Hz以上の高周波音かも知れません。

一般に学会などで言われている人の可聴域は、20Hzから20,000Hzと言われています。
この可聴域以外の『音が聴える』人は、特殊な能力を持った人と、言えるかも知れません。

話を戻しますが、『音が聴える』という聴覚、『音が気になる』という知覚とは、本来は違う感覚だと思います。
多くの人には聴えないから、という理由だけで、特殊な『音が聴える』ということが、「あなただけでしょ、私には聴えないわよ」と、何か悪いことのように、言われてしまいます。

『音が聴える』だけならば、そんなに問題になりません。
問題は、『音が気になる』というと、音がうるさい、頭が痛い、眠られないなど、ドンドン障害がエスカレートしていってしまいます
そしてそれは、障害を解決するために、周囲に訴え、巻き込み、何らかの社会問題を産み出す、ことにもなって来ます。

それが『騒音問題』ということになります。

先日も、低周波音の測定調査に行って、同じようなことがありました。
騒音計を見ると、確かに低周波音域に、音のかたまりがありました。
ご主人は、「聴えて、気になる」と言われ
ボクは「聴えるけれど、気にならない」と言い、
奥様は「聴えないし、気にならない」と言われます。
「低周波音は、個人差が大きい」と環境省『低周波音問題対応の手引書(平成16年6月)』にも、書かれています。

『音が気になる』ということが無くなれば、騒音問題は無くなります。
これは『知覚』の問題、とは言うものの、ボクにはこれ以上それを研究することができません。
人の身体について詳しい、医学の知識がある、そういう方からアドバイスをいただけたら、とってもうれしいです。

ボクは、騒音源が分かって、対策が立てられる場合の他は、よく「気にしないようにして」と言います。
でも、いったん気にし始めてしまったら、なかなか元には戻れません。
それも重々分かっているつもりですが、それしか解決のための方法がない時、よく言ってしまいます。

この壁に気づき、いろいろ悩んでいます。

低周波騒音 | 16:48 | - | - | - | - |

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