“音”の世界から、建築・暮らしを考える

“音”に関わりながら、騒音問題、ピアノ室・音楽室の設計、自然材料に由来する新しい音の材料を開発、音システムの開発など、気が付いたことを記していきます。
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自然・建築・防音
騒音調査・防音対策の お問合せ

低周波騒音と調査
*マンションなどの住宅、工場・ビルなどの騒音対策の基本は、音測定で「問題の音」を特定し、「音源」を特定し、分析をすることから始まります。 その結果に基づいて、防音対策プランを作成し、ご提案します。

神奈川県 川崎市麻生区
下麻生1-6-22-705
株式会社ヴォイス

代表:西村文利(一級建築士)
FAX 044-988-4745
TEL 090-1564-8206

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地下鉄電車の騒音―マンションの防音

 電車で想い出しました。
強烈な騒音(振動)のマンションがありました。
2010年3月、賃貸マンションで、引き渡し前になって、「地下鉄の音がスゴイ」というクレームが入り、それを請け負ったゼネコンから、相談がありました。

地下鉄・大江戸線が、眼の前の幹線通りの下を通っていて、その騒音というか振動が問題でした。
この騒音を測定するのが大変で、上りと下り、直近の駅の時刻表を手に入れ、それから2分後とか時計を見ながら、ゴーという振動とともに、測定のスイッチを押して測定をしました。
何とそれが、4戸×7階分、すべて測定をしました。
それも前面の幹線道路の影響を受けにくい、深夜を選んで、というとんでもない過酷な作業でした。

しかし、おかげでいろいろなことが分かってきました。
その騒音の成分は、63〜125Hzの低周波音で、上りよりも下りの電車の方が大きく、何故か1階よりも3階の方が大きい、同じ階でも端の室よりも中の室が大きい、というようなことでした。

もう引き渡し前で、時間が無く、このデータを基にして、各室の床・壁の対策を変え、突貫工事でやってもらいました。

 

工事前と工事後の音は、下のグラフのようになりました。

工事の前と後

工事後、測定してみましたら、改善量の大きい室で約15dB、小さい室で約5dB良くなっていました。

何とか引渡も出来て、住む人にも、「何か聴こえるかな?」くらいにはなったかな、とホッとしました。

電車・地下鉄の騒音 | 08:53 | - | - | - | - |

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