“音”の世界から、建築・暮らしを考える

“音”に関わりながら、騒音問題、ピアノ室・音楽室の設計、自然材料に由来する新しい音の材料を開発、音システムの開発など、気が付いたことを記していきます。
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自然・建築・防音
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低周波騒音と調査
*マンションなどの住宅、工場・ビルなどの騒音対策の基本は、音測定で「問題の音」を特定し、「音源」を特定し、分析をすることから始まります。 その結果に基づいて、防音対策プランを作成し、ご提案します。

神奈川県 川崎市麻生区
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株式会社ヴォイス

代表:西村文利(一級建築士)
FAX 044-988-4745
TEL 090-1564-8206

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マンションの防音(3)GL壁は恐い
前回の北区のマンション、不思議なことが起きていました。

リビングでは何も聴こえないのに、キッチンに来ると、カタッ・コトッ音や女の子の声が聴こえてくるのです。
それも大きな声の時には、何を言っているのか分かるのです。
お住まいの方は、お隣だろうと思い、訪ねたところ、女の子はいないとのこと。
隣接している上階・下階もお訪ねしたところ、音源は斜め上階から、ということが分かりました。

リビングのお隣との界壁は、コンクリート直貼り、何故かキッチンだけが、空間があるGLボンドの壁なのです。接耳してみると、聴こえるは、聴こえるは、話の内容まで聴こえます。

GL壁がよく音を透過する、という問題は、もう20年くらい前から言われてきました。
空気層がバネになり、丁度太鼓のような現象が起こり、250Hzあたりの音がよく聴こえてくるのです。そう、丁度女の子の声がそれに当たります。

多分、住んでいる人も、まさかこれくらいの大きさの声が、マル聴こえになっている、などとは考えてみえなかったことでしょう。
でも『マル聴こえ』なのです。

対策は、空気層のバネを無くしてやれば解決します。
かつ、音(振動)の伝導体、コンクリートを絶縁してやれば、ほとんど聴こえなくなります。
GLボンド(セメント系)は良導体です。
まだ木の方が伝え難いので、木で下地を組み、中に吸音ウールを入れてやれば、完璧です。

受音の側も災難ですが、まさか漏れているとは分からない音源側も、被害者です。
むしろコストの点から、使い続けているマンション業者の方がが問題です。
同じGL壁でも、良心的な業者は、一層のプラスター・ボードの代わりに、複層のボードを使って、低減したりしています。
方法はあるのです。
住む人に対する、思い遣りが足りないだけです。

もし、このような現象があった場合、GL壁からでは?、と疑ってみることが必要かも知れません。

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