“音”の世界から、建築・暮らしを考える

“音”に関わりながら、騒音問題、ピアノ室・音楽室の設計、自然材料に由来する新しい音の材料を開発、音システムの開発など、気が付いたことを記していきます。
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自然・建築・防音
騒音調査・防音対策の お問合せ

低周波騒音と調査
*マンションなどの住宅、工場・ビルなどの騒音対策の基本は、音測定で「問題の音」を特定し、「音源」を特定し、分析をすることから始まります。 その結果に基づいて、防音対策プランを作成し、ご提案します。

お問い合わせは、こちら

神奈川県 川崎市麻生区
下麻生1-6-22-705
株式会社ヴォイス

代表:西村文利(一級建築士)
FAX 044-988-4745
TEL 090-1564-8206

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マンションの防音(1)上階からの騒音(子どもの足音)
これまでの経験で、最も多いのがマンションの騒音、その中でも上階からの騒音、特に子どもの走り回る音が、一番多いようです。
 
今回、ご相談のあったのは、多摩のファミリータイプのマンション。
夕方から夜中に掛けて、子どもらしき走り回る音、飛びはねる音、が断続的にある、という状況。

これまでご相談された方たちの心情の流れを、分析してみますと、
 屮疋轡鵝廚箸いΣ擦法◆悒咼奪リする』。
◆屮疋轡鵝廚鵬辰─◆屮疋疋奪鼻廚箸いΣ擦、断続的に続き、『うるさいと思う』意識する。
その音が毎日のように続くと、『またか、いい加減にしろ』と怒りを感じる。

これに対して、“被害者”の方の対応は、様々です。
,涼奮で、上階の人に文句を言う方もいれば、になっても文句も言わず、ただ耐える方もみえます。
いくら文句を言っても、上階の人が直してくれなければ、解決しません。
感情的になって、怒りをそのまま「うるせぇぞっ!」と怒鳴り込んでも、あまりうまく解決しません。
相手も「なんだ、こいつは」と思い、むしろ関係がギクシャクすることが多いようです。
中には、開き直ってエスカレートする、というヒドイ住人もいます。

先ず第一に大事なことは、感情を表さず、“お話し合いをすること”。
それで、上階の人が気を遣って、解決してくれれば、一番です。
その後も円滑な関係が保てます。

ただ、ボクのところにご相談される方は、ほとんどその解決が出来なかった方ばかりです。
ご相談の方は、二度ほど“お願い”に行ったのだけれど、多少は良くなったものの、未だ止めてくれない、という情況にみえました。

これから、何回も“お願い”しても、止めてもらえそうもない、管理組合に言っても、役員は逃げてしまうということがハッキリしていました。

そうなると、残る手だては、『防衛』することしかありません。
それで、天井を中心とした防音工事をすることになりました。

天井防音のノウハウを持っている人・業者は、ほとんどいません。
学会の発表にも全く出てきません。
これだけ大きな社会問題になっているのにかかわらず、調査も研究もほとんどされていません。
何故か?
それは、お金にならないからです。
ボクは憤りを感じています。
まぁ、この問題は、今後機会を見て、書いていきたい、と考えていますが…

結果として、問題の音、63〜250Hzの音が約20dB低減できました。
人の聴感覚としては、1/4に聴こえる、ということになります。
ただ、『意識』として固定化してしまった反応回路が、元に戻せるか?ということが今後の問題となりました。
その音を聴くと、「またか」と意識して反応してしまう病人が、そこにいます。

この問題は、よくある話ですが、とても重大な症状をもたらします。
そしてこれは、とりもなおさず重大な社会問題でもあります。
何とかしたい、と望んでいます。

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