“音”の世界から、建築・暮らしを考える

“音”に関わりながら、騒音問題、ピアノ室・音楽室の設計、自然材料に由来する新しい音の材料を開発、音システムの開発など、気が付いたことを記していきます。
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自然・建築・防音
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低周波騒音と調査
*マンションなどの住宅、工場・ビルなどの騒音対策の基本は、音測定で「問題の音」を特定し、「音源」を特定し、分析をすることから始まります。 その結果に基づいて、防音対策プランを作成し、ご提案します。

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低周波騒音の被害と対策(その4)コンピューターと大型空調機
 またまた、低周波騒音の話しです。
都内某所にある、独立法人の研究所で、ある場所の女性が頭痛・吐き気を訴えて、入院してしまったことから始まりました。
原因究明、どうもこれは低周波騒音ではないか?ということで、よくご一緒させていただいている専門家の所に相談があり、ボクにも対策担当として、依頼があり、会議に出させていただきました。
事前調査は済んでいて、犯人はコンピューターではないか?ということになっていました。
会議の前に、現状を見させていただいたのですが、明らかに原因はコンピューターではなく、大型のエアコンにありました。
機械はもちろん、床にまで振動がうなっていました。

これまでの経過として、先ず騒音が隣にある研究室でうるさい、ということになり、高価な鉛をたくさん使って、厚い壁を研究室との間に造ったそうです。
それでも騒音が止まらない。その時点では、入院者は出ていなかったそうです。

今回の場合、特殊なのは入院されたのは、その席の人だけ。他の席・人にはそれほどではない、とのことでした。
それでよく見ていくと、あるエアコンの背の鋼板だけ、鋼材で十字に押さえ、鋼板が湾曲になっていることに気が付きました。そう、凹レン゛ズのように…
大手ゼネコンの担当者にお聞きすると、そのエアコンの背中の鋼板が、ガタガタどころか、ビビっていたので、振動を止めるために鋼材でそうした、とのことでした。

そう、犯人はそれでした。
正に、カメハメ波だったのです!

入院に至った時機も、ピッタリでした。
原因となった周波数は、80Hzあたり。
その席までの距離を調べると、波長の同調距離とドンピシャリ。
隣の席に行くと、ただうるさいだけ、その席に行くと、ガンガン耳鳴り、めまいがしそうでした。
怖いものですねぇ、低周波騒音は!

以前、ある防音材の研究所で、あるメーカーのエアコン室外機の防音対策試験を見ていたので、対策方法は分かっていました。
会議では、結局、原因が分かったので、大手設計会社・ゼネコンの部長クラスの方に、メーカーさんに相談して、「羽根の枚数・大きさ、それでもダメなら鋼板の制振対策などをしてもらったら如何ですか」とアドバイス。
その時は、「ありがとうございました」と喜色満面だったのに、その後何の報告、連絡もありませんでした。
肩書きで仕事している人間って、イヤだなぁ、とつくづく思いました。
他の方にお聞きして、見事静かになったそうです。
めでたし、めでたし。
低周波騒音 | 17:46 | - | - | - | - |

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