“音”の世界から、建築・暮らしを考える

“音”に関わりながら、騒音問題、ピアノ室・音楽室の設計、自然材料に由来する新しい音の材料を開発、音システムの開発など、気が付いたことを記していきます。
<< November 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
 
自然・建築・防音
騒音調査・防音対策の お問合せ

低周波騒音と調査
*マンションなどの住宅、工場・ビルなどの騒音対策の基本は、音測定で「問題の音」を特定し、「音源」を特定し、分析をすることから始まります。 その結果に基づいて、防音対策プランを作成し、ご提案します。

お問い合わせは、こちら

神奈川県 川崎市麻生区
下麻生1-6-22-705
株式会社ヴォイス

代表:西村文利(一級建築士)
FAX 044-988-4745
TEL 090-1564-8206

六番町店 ダ・ヴィンチ店
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
マンションの生活騒音、「実験」による解決…その1

コロナ騒ぎになってから、「問題の音」の測定待ちは、ほとんど不可能になりました。

それで、お薦めしている方法は「実験」による解決です。

 

7月、都内のマンションで、「下階の音がうるさくて、困っている」というご相談が、オーナの会社からありました。

足音から、引戸が当たる音、幅木に当たる音、トイレの排水音、イスを引く音、お風呂での歌声まで、これまで経験してきた「音」のほとんどが含まれている、ような騒音問題でした。

 

実際にそれらを「音」を、下階で出していただいて、上階でボクが測定をしました。

その結果、トイレの排水音を除いて、すべての「音」が、戸内に伝搬していることが、明らかになりました

 

このマンションは、築50年にもなる、かなり昔の外国人対象の高級マンションで、構造はしっかりできていますが、設備などは、昔のままでした。竣工図面などを確認し、その原因は旧式な仕様・設備のため、と判断せざるを得ませんでした。

 

解決のためには、コンクリート下になっている配管を、コンクリート上に配管し直し、そのすべての穴をふさぐ、というような根本的な改善が必要、と分かりました。

 

とても、それは不可能です。

そこで考えたのは、それぞれの「音」に対する、対処療法を採ることに、なりました。

 

防音の基本は、「できる限り、音源に近いところでする」という原則です。

下階の戸内で、対策をご提案することにしました。

 

最も大きかった、引戸が当たる音には、引戸か当たるコンクリート壁に、250Hzの中音に効果がある「緩衝材+制振材」を、

幅木に掃除機が当たる幅木には、100・200Hzに効果がある、「制振材」を貼りました。

 

それで何とか、収まったようです。

音源側で対策すれば、本当に簡単にコストも掛からず、効果がある、ということが、実感できました。

(C) 2020 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.