“音”の世界から、建築・暮らしを考える

“音”に関わりながら、騒音問題、ピアノ室・音楽室の設計、自然材料に由来する新しい音の材料を開発、音システムの開発など、気が付いたことを記していきます。
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自然・建築・防音
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低周波騒音と調査
*マンションなどの住宅、工場・ビルなどの騒音対策の基本は、音測定で「問題の音」を特定し、「音源」を特定し、分析をすることから始まります。 その結果に基づいて、防音対策プランを作成し、ご提案します。

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株式会社ヴォイス

代表:西村文利(一級建築士)
FAX 044-988-4745
TEL 090-1564-8206

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低周波騒音の被害と対策(その3)ビルの水冷空調機
 今度は、虎ノ門にある、新築した大きなビジネス・ビルの話しです。
ある大手ゼネコンの下請け業者から、「今度入居するフロアの振動・騒音が止まらない、なんとかならないか」というので、相談がありました。

調べてみると、2・3階のパイプシャフトから響いていて、扉を開けてみると、空調水冷の冷媒管がうなっていました。
2階は、パイプシャフトの中の管は3階ほどではありませんが、床がうなっていました。
3階は、パイプシャフトの中の管はスゴイですが、床は何ともありませんでした。

原因は、地下3階にある空調用のポンプが凄まじい振動をあげていました。
測定してみると、冷媒管の音(振動)は50Hzでした。低周波音です。波長が長いため、丁度同調したのが、2・3階という訳です。
2階の床がうなっているのは、管を支える金物が2階にあるため、と考えられました。

ちょうど夏の頃で、空調をフル稼働させた時、起こっているようでした。
直すためには、空調メーカーが設置し直し、振動を止めるのがベストなのですが、何故かよく分かりませんが、稼働を低く押さえ、パイプシャフト内の防振遮音工事をすることで、お茶を濁すことになってしまいました。

結果として、クレームにはならなかったようです。
めでたし、めでたし、でした。

今から思うと、2階床のうなりは、20Hz以下の超低周波音だったようです。耳には聴こえなかったのに、身体を締め付けられるような空気波動がありました。
そのままオープンしていたら、大変なことになっていたと思います。
低周波騒音は怖いです。
工場・ビル騒音 | 14:54 | - | - | - | - |

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