“音”の世界から、建築・暮らしを考える

“音”に関わりながら、騒音問題、ピアノ室・音楽室の設計、自然材料に由来する新しい音の材料を開発、音システムの開発など、気が付いたことを記していきます。
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自然・建築・防音
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低周波騒音と調査
*マンションなどの住宅、工場・ビルなどの騒音対策の基本は、音測定で「問題の音」を特定し、「音源」を特定し、分析をすることから始まります。 その結果に基づいて、防音対策プランを作成し、ご提案します。

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携帯電話・基地局、下階にコンクリート伝搬音 〔第1回、測定調査〕

今年の3月、都内のマンションで、「屋上の基地局から、ゴーンという音が聴えて、うるさい」というご相談を受け、早速、騒音調査にうかがいました。

 

最上階のお宅で、「問題の音」がするのを待機していましたが、なかなか音はしません。

 

お住まいの方が録音された、スマホの音を測定してみると、800Hz〜6300Hzという中・高音域に、音の塊が現れました。

どうも「ゴーン」という「問題の音」は、かなり高い音のようです。

 


スマホで録音された「音」は、これまでも数多く測定してきましたが、あまり正確ではありません

その原因は、

.泪ぅの問題

▲好圈璽ーの問題

アプリの問題

にあるようです。

 

スマホのマイクは、人の声などの音域を中心として、高音・低音はカットされ、かつ大音量もカットされるように、なっているようです。スピーカーも同様です。

原理としては、空気振動である「音」を、マイクで捉え電気信号に変換します。

その電気信号をどのように表現するかは、アプリで異なっているようです。

実際に測定してみると、騒音計と同じ周波数になっていることは稀で、ほとんどのアプリは、その近辺の周波数になって、現れるようです。時には、とんでもない周波数になっていたこともあります。

 

スマホの音は、参考にはなりますが、正確ではありません。

 


小さな中継設備の場合は、主に蓄電池を冷却する小型ファンの音が主ですが、中継局の音は、通常低い音が主です

どうも設備機器からの音では、無さそうです。

 

お話をお聞きしている最中、南東角辺りで「ゴン」という小さな音がありました。

予想していたよりも、かなり「高い音」でしたしかも単独で、連続していません

屋上にある基地局、キュービクルの位置は、反対の北側にあります。

どうも中継設備機器から、ではないようです

 

その後、屋上に上がって、基地局の周囲、すべてを調査、測定をして回りました。

この基地局は、かなり大規模な設備で、蓄電設備の他に、整流機などの設備も付帯していて、約4畳くらいあるキュービクル室内を、家庭用のエアコンで、空調していました。

それが2基ありました。

 

中継設備の音源としては、低周波音を中心に、かなりの音エネルギーを持つ音源が、いくつもありました。

特に、人には聴えないとされる、20Hzの超低周波音が75dB以上あり、下階の室内でも50dBくらい伝搬していました

しかし、お住まいの方には聴えない、とうことでした。

聴えて気になる、今回の「問題の音」は、中・高音の「ゴーン」という音です。

どうも、中継設備機器からの音ではなく、

それらを支え、囲っている鉄骨に何かが当たる音では?

というのが、ボクの見立てでした。

 

第1回目の調査・測定は、そこまででした。

 

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