“音”の世界から、建築・暮らしを考える

“音”に関わりながら、騒音問題、ピアノ室・音楽室の設計、自然材料に由来する新しい音の材料を開発、音システムの開発など、気が付いたことを記していきます。
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自然・建築・防音
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低周波騒音と調査
*マンションなどの住宅、工場・ビルなどの騒音対策の基本は、音源の分析と音測定です。その結果を踏まえて、防音対策を検討します。

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オゾン発生器の騒音

もう1年前になりますか、「オゾン発生器」の騒音を低減して欲しい、というご相談がありました。

 

ビックリしたのは、メールとお電話でお話ししたら、いきなりその商品が宅配で届いたことです。

スバらしい行動力とともに、そこまで信用してくれる、ということに、大変うれしく思いました。

 

お聞きしたところ、インフルエンザの予防対策として、現場事務所に設置したのだけれど「音が大きくて、寝られない」という苦情が出て来て、至急何とかしなければならない、とのことでした。

 

原理としては、酸素分子O2を放電エネルギーにより、酸素原子に分解し、オゾンO3を生成する、という装置です。

オゾンは、大腸菌・インフルエンザ菌などの細菌を殺し、ホルムアルデヒドなどの有害な物質を分解する、という、人にとって有り難い機器のようです。

 

届いた機器は、ちょうどデスクトップのパソコンくらいの大きさ、オゾン濃度は調整できるようになっていました。

 

詳しいことは、ここでは書けませんが、音源としては冷却用の小型ファンの音と思われる低・中周波音と放電によると思われる高周波音が出ていました。

この音の内、「寝られない」原因となる音は、人により異なる、と思われます。

低音がよく聴える人、高音がよく聴える人、人それぞれです。

ということは、全音域の音を低減の対象と考えざるを得ません。

 

ただし音域により、遮音・制振・吸音のどの効果をねらうか?

それぞれの効果に対して、最も効果がある材料、コストに合う材料は、どれか?

ここが、これまでやって来た、ボクのノウハウになります。

 

「吸音」は、機器の熱を発散させなければならず、気道を確保した上での吸音は、狭い機器内では困難です。

「遮音」も「空気伝搬」である限り、同上の理由で、困難です。

残る方法は「制振」しかありません

 

低音用、中音用、高音用、それぞれに効果がある制振材を組み合わせるプランを、ご提案いたしました

しかし時は、11月末。

もう納品、設置しなければ間に合わない、ということで、中止になってしまいました。

 

残念ながら、昨年はお話しがありませんでした。

うまく「解決」できていれば善いがなぁ、と思いつつ、実際にボクのプランで、どのくらいの効果があったのか?確認したかったなぁ、と想い出したところです。

商品開発 | 10:55 | - | - | - | - |
暮らしに役立つ、“音”の開発 その1

防音材・防音商品の開発は、企業秘密なので、これまでほとんど、プログに載せなかったのですが、本当の気持ちとしては、音に困っている、たくさんの人のお役に立てる、と思うので、皆さんにお伝えしたくて、ウズウズと欲求不満になっていました。
もし書いてしまうと、いろいろな方にご迷惑をお掛けすることになるので、ブログに載せなかったのですが、最低限の範囲で、少しだけ、載せることにします。

その一つは、『マンションの床衝撃音』を緩和する商品です。
これまで度々、書いてきましたが、現実にうるさく問題になっているのは、『重量床衝撃音(LH)』です。
それなのにマンション規約などには、『LL40以上の床材を使うこと』という規定が、ほとんどです


『LL40』とは、「軽量床衝撃音試験で、下階の室で、40dBに聴える性能」ということです。
軽量床衝撃音試験は、タッピング・マシンという機械を使います。


上記のような機械で、下側付いている500gの鉄柱=ハンマーを、4僂旅發気ら、自然落下させ、下階の室で測定する、という仕組みになっています。

一方重量衝撃音は、写真のようなバング・マシンという機械を使い、7.5圓離織ぅ笋85僂旅發気ら落下させ、同様下階の室で測定する、という仕組みになっています。



現実に問題になっているのは、この重量床衝撃音の方です
軽量床衝撃音ではありません
どうしてそうなったのか?は、ここでは触れませんが、商品開発するに於いて、この両方の衝撃音を低減させるものでないと、なりません。
簡単そうに思われるかも知れませんが、この両方を満足させるものは、ほとんど困難なのです。

例えば、軽いスプーンなどを落とした衝撃には、スポンジのような緩衝材がよいのですが、子どもがソファーから跳び下りるような衝撃には、スポンジのようなものでは、全く効果がありません。
もっと硬く、反発力の大きなものでないと、衝撃を吸収できません。
そう、相矛盾するのです

それでも何とか、両方行けそうなものが、できつつあります。
マンション規約にも適合し、現実にも効果があるもの
もう少し、です。

商品開発 | 11:05 | - | - | - | - |

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